令和2年度 [第31-D7096-02号](主)富士富士宮由比線橋梁補修に伴う設計業務委託(逢来橋補修・補強対策検討)

(主)富士富士宮由比線の逢来橋は一級河川富士川を渡河する鋼単純ニールセンローゼ桁橋である。平成29年度点検時に、平成25年度点検時では報告されていないひびわれが橋台部に確認された。これらが平成25年度点検以降に生じたひびわれとすると、重大な損傷である可能性があるため、橋台調査を実施した。ひびわれ深さ測定、下部工変状確認、橋台応力度照査を実施した結果、貫通ひびわれの可能性は低く、後天的な外的要因(荷重作用等)によって生じたひびわれではないと判断した。ひびわれは、施工時のセメントの水和熱による温度収縮が原因であると推定されるため、ひびわれ補修工(低圧注入工法、充填工法)を行うこととした。床版損傷調査は、平成29年度点検で報告された損傷について、ひびわれ幅の広さ、遊離石灰の進行状況、ひびわれや遊離石灰箇所の漏水や錆汁混入の有無等の現状を詳細に確認し、補修の要否を判定する根拠を得るために実施した。ひびわれは床版全体に生じているが、幅0.20mmのひびわれは全体の4割程度であり、幅の広いひびわれも見られなかった。また、遊離石灰の進行は止まっており漏水も局所的であるため、補修不要と判断した。

データ

追加情報

[]

フィールド
ソース https://mycityconstruction.jp/products/5704
作成者 静岡県富士土木事務所
メンテナー 静岡県富士土木事務所
最終更新 10月 25, 2021, 18:52 (JST)
作成日 3月 10, 2021, 13:27 (JST)
データ品質
制約
データ作成日
地理的範囲
価格情報
使用許諾
comments powered by Disqus