登記所備付地図データ (法務省「地図XML」形式)
G空間情報センターで公開されている登記所備付地図データ (法務省「地図XML」形式) を読み込み、一般的な GIS ソフトウェアで利用可能な形式 (例: OGC GeoPackege) に変換する方法を示したワークスペース例です。
G空間情報センターからダウンロードした登記所単位のデータセット (*.zip) 、または、それを展開した地図単位のデータセット (*.zip, *.xml) を指定して実行すると、最大で次の6タイプのフィーチャーを出力先のデータセットに書き込みます。
- 基準点 (point)
- 筆界点 (point)
- 仮行政界線 (line)
- 筆界線 (line)
- 筆 (polygon)
- 図郭 (polygon)
データに記述されている座標系名が「公共座標 n 系」である場合、変換結果にはそれに応じた平面直角座標系が設定されます。ただし、測地系が JDG2000、JDG2011 のどちらであるかはデータに記述されていないので、自動的な判定はできません。対象データがどちらの測地系であるかはデータ提供者等に確認のうえ、変換時にパラメーターとして適切な測地系を選択してください。
法務省「地図XML」フォーマットの仕様では、穴のあるポリゴン (筆) は、ひとつの外周 (exterior ring) と1以上の内周=穴の境界 (interior ring) で記述することになっていますが、G空間情報センターで公開されている登記所備付地図データには、外周の頂点と内周の頂点の間を往復するライン (bridge) で接続することにより、単一の連続した境界によって穴のあるポリゴンを記述しているものがあります。 レガシーなシステムではこのような方法で穴のあるポリゴンを表現せざるを得なかったこともありますが、モダンな GIS におけるジオメトリの記述方法として無効です。
このワークスペース例には、そのような無効なジオメトリを検出し、有効なジオメトリ (穴のあるポリゴン: Donut) に変換するデータフローを追加しました。
このワークスペース例に含まれている JpTizuXMLReader は、他のワークスペースにコピーして再利用することができます。GeoPackage 以外のフォーマットに変換したり一部のフィーチャータイプだけを利用したりする場合に、このトランスフォーマーを利用してワークスペースを作成することができます。
このワークスペース例は、FME 2024.1.3 またはそれ以降のバージョンの FME で実行できます。 詳細については、ワークスペースを FME Workbench で開いてご確認ください。
このデータのために作成されたビューはまだありません
追加情報
フィールド | 値 |
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最終更新 | 2025年5月2日 |
データ形式 | fmwt |
ライセンス | クリエイティブ・コモンズ 表示 |