全国Q地図で配信している、石川県能登地方の標高タイル(数値PNGタイル)です。航空レーザ測量による標高データを約1メートルメッシュに加工して配信しているため、地震前の様子が詳細に読み取れます。
■利用方法
ブラウザで閲覧する場合
全国Q地図MapLibre版で見る ←プルダウンで「能登東部(2022)」/「能登西部(2020)」を選択すると、本標高タイルをもとにした等高線や陰影の表示、地図の立体表示が可能です。
GISソフトや他のサイトから利用する場合
以下の「データ」欄に記載しているURL(~{z}/{x}/{y}.png)を設定すると、標高タイルを読み込めます。
■原典資料
(1)令和6年能登半島地震(能登東部発災前DEM)【朝日航洋株式会社】
(2)令和6年能登半島地震 能登西部グラウンドデータ(発災前)
この地図タイルは、上記の測量成果を加工してQ地図タイルとして公開しているものです。
■仕様
ファイル形式
・XYZタイル形式(参照座標系:EPSG:3857 - WGS 84(Webメルカトル))
RGBと標高(h)の変換式
x = 2^16R + 2^8G + B、標高分解能u = 0.01として、
・x < 2^23の場合 h = xu
・x = 2^23の場合 h = NA
・x > 2^23の場合 h = (xー2^24)u
※無効値は(R, G, B)=(128, 0, 0)
※アルファチャンネルを付加(RGBA)し、無効値の場合、A = 0,それ以外の場合、A = 255としています。
標高値の算定方法
標高タイルの各ピクセル座標における標高値は、以下のように算出しています。
1 グリッドデータ
(2)については、グランドデータからTIN(不整三角モデル)によりグリッドデータを作成しています。
2 最大のズームレベルの標高タイル
基盤地図情報(標高)の標高点のうち、標高タイルの各ピクセルの中心位置の座標に最も近い4つの標高点の値を線形的に平滑化すること(bilinear resampling)により、標高タイルの各ピクセルの中心位置における標高値を算出しています。
3 最大のズームレベルより小さいズームレベルの標高タイル
1つ大きいズームレベルの標高タイルの4点の標高値を平均(average resampling)して値を算出しています(無効値がある場合には、無効値を除いた点の平均)。
ただし、作成方法の都合上、1ピクセル程度のずれが生じている場合があります。
また、欠測部や末端部の処理を行っていないため、水部やグラウンドデータ整備範囲外にも標高データが生成されています。
■利用上の注意
・複製等に当たっては、Q地図タイルの利用方法のページを参照してください。