全国Q地図で配信している、標高データ(数値PNGタイル)です。国土地理院や都県が公開している航空レーザ測量などによる標高データを統合して提供しているため、地形が詳細に読み取れます。
1 利用方法
ブラウザで閲覧する場合
全国Q地図MapLibre版で見る ←プルダウンで「Q地図統合」を選択すると、本標高タイルをもとにした等高線や陰影の表示、地図の立体表示が可能です。
GISソフトや他のサイトから利用する場合
以下の「データ」欄に記載しているURL(~{z}/{x}/{y}.png)を設定すると、標高タイルを読み込めます。
2 原典資料
各ズームレベルのピクセルごとに、優先度順で以下のデータを統合しています。
3 仕様
ファイル形式
- XYZタイル形式(参照座標系:EPSG:3857 - WGS 84(Webメルカトル)、ズームレベル1~最大19)
最大ズームレベルは19ですが、ズームレベル15~19はタイルが存在しない場合があります。
RGBと標高(h)の変換式
x = 2^16R + 2^8G + B、標高分解能u = 0.01として、
- x < 2^23の場合 h = xu
- x = 2^23の場合 h = NA
- x > 2^23の場合 h = (xー2^24)u
※無効値は(R, G, B)=(128, 0, 0)
標高値の算出方法
標高タイルの各ピクセル座標における標高値は、以下のように算出しています。
(1) 最大のズームレベルの標高タイル
基盤地図情報(標高)の標高点のうち、標高タイルの各ピクセルの中心位置の座標に最も近い4つの標高点の値を線形的に平滑化すること(bilinear resampling)により、標高タイルの各ピクセルの中心位置における標高値を算出しています。
(2) 最大のズームレベルより小さいズームレベルの標高タイル
1つ大きいズームレベルの標高タイルの4点の標高値を平均(average resampling)して値を算出しています(無効値がある場合には、無効値を除いた点の平均)。
4 利用上の注意
・複製等に当たっては、Q地図タイルの利用方法のページを参照してください。